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2021年11月29日 (月)

窪川高校文化祭に

11月27日(土)☀:初霜なのか稲わらが白くなった朝でした。芋のツルはしなびて、そろそろ芋ほりをしなければなりません。

 この日は母校窪川高校の文化祭。自分にかかわりのある保育所や社会福祉協議会へのブース参加を求められていて、様子を見に出かけました。コロナ禍にもかかわらず、多くの観覧者が。町内保育所の園児による作品は各保育所ごとに大きなボードに展示され、見ごたえがあります。

 また社会福祉協議会のブースでは職員も参加し、事業内容等についての説明も。地元高校生を社会福祉協議会職員として迎え入れるための取り組みでもあります。

 午後には保育所から帰宅した孫娘などを連れて再び窪川高校に。孫娘の作品を眺めながら写真撮影を。現在母校が生徒数の減少で統廃合の危機に瀕しています。地元中学校からの入学生の確保が喫緊の課題です。

 帰宅したからは畑の葉大根やホウレンソウを収穫し洗って乾燥を。

幼老所、頑張って

11月26日(金)☀:午前は十和地区に車を走らせました。27日(土)に開催する幼老所「よりどころohana」の激励です。山北ミカンを持って伺った先は「こいのぼりハウス」で、この事業はNPO法人Eyesの佐々倉さんが企画したもので、過去に見学した保育と高齢者デイサービスを一つの施設で行う事業に触発されたとのことです。

 中山間地における高齢者と子供との交流事業は正に私たちが待ち望んだものです。保育所経営に関わっている者として、また社会福祉協議会に関わっている者として、地域福祉を考える上からも、少子高齢化が進行する地域においての幼老混合事業は今後の地域福祉の姿を変えることとなるかもしれません。縦割りの考え方を変えて地域共生社会づくりに一石を投じることとなりそうです。

災害時バックヤードは

11月25日(木)☀:この日はボランティアグループ「あしたの会」が四万十市に子ども食堂の研修に伺うとのことでしたが、自分は夜間に高知市で会議があり、残念ながら参加せず主催者にお土産を頼みました。

 夜には県立ふくし交流プラザでの「高知県災害ボランティア活動支援本部ネットワーク会議」に出席しました。この会議は県内の大規模災害発生時に高知県社協が関係団体に呼びかけ、県下全域をカバーするこの「ネットワーク会議」を設置し、後方支援を行うものです。

 構成団体は県内NPO中間支援組織3団体・日赤高知支部・青年会議所高知ブロック協議会・こうち生協・県経営者協会・高知大学防災推進センター・県共同募金会・連合高知・ライオンズクラブ・損害保険協会そして防災プロジェクトの13団体です。

 この夜の主な議題は、災害ボランティアセンターバックヤード拠点の整備及び同拠点を活用した連携方法についてで、県東部は香南市、西部は四万十町にバックヤードを設置し取り組むというものです。この会には県南海トラフ地震対策課など関係部署がオブザーバーで参加され、情報共有を行いました。今後は該当市町などとの連携を深め、想定訓練などを行うことが重要との話になりました。

 遅い夕食は高知市春野町の「レストラン現代」でチラシ寿しセットを。清算は先日購入したGOTOイート券で。

 

県福祉大会をzoomで

11月24日(水)☀☁:午後は「高知県社会福祉大会」に四万十町役場東庁舎でzoom参加。新型コロナの影響で従来のような大掛かりな開催が中止となり、主催者や被表彰者などでの開催でした。この場には民生児童員など多くの方が参加を。

 表彰式典後のパネルディスカッションでは、コロナ下での活動や事業運営について高知大学地域協働学部玉里教授の進行で議論が行われました。大いに参考となる話が聞けました。わが社協からもこのような場での発表が欲しいものです。

 

あれから50年

11月23日(火)☀:勤労感謝の日。50年前と同じように良く晴れた1日でした。

 今年は新型コロナの影響で高知新聞・RKC高知放送主催の金婚式典が行われなかったものの、この日の朝には知人から紅白のシクラメンの嬉しいプレゼントが。ありがたいことです。

 夕食は子どもや孫たちが祝ってくれるとのことで「峰ノ上食堂」に。娘3人、婿2人そして孫5人のにぎやかな夕食となりました。妻は若干足腰に病気があるものの同席出来て祝っていただき幸せです。思い起こせば50年前の結婚式は当時夏山やスキーで構成していた「土佐くろしお山岳会」のメンバーが取り仕切ってくれ、妻の実家への迎えや自宅での結婚式の段取り、そして宴会の最後まで付き合い、〆の活け造りのアラ汁を食して全員が我が家で泊ったことをこの間のことのように思い出されます。

 「峰ノ上食堂」から自宅に帰った後は娘たちが用意してくれたお祝いのケーキのろうそくの火を孫が吹き消してくれ、等分に分けていただきました。ケーキは中土佐町「風工房」のものだったようです。

 多くの知人友人からFBにお祝いメッセージが。返信にはお礼と50年の反省に加え、これからの決意:妻の言いなりになりながらも、隙間をぬって自分らしく生きたいと。山また山を乗り越え、バックギアの無いような生き方をしてきましたが後悔していません。ただ支えてくれた家族や周囲の方々に感謝・感謝です。気持ちよく酔った夜でした。。

 

2021年11月28日 (日)

社協中間監査が

11月22日(月)☀☁:午後はしまんと町社会福祉協議会の令和3年度前期に対する中間監査を受けました。

 2人の監査委員のもと事務局長・2課長・担当者そして会長立ち合いの監査です。経営状況については概ね順調ですが、地域福祉活動は遅れが目立ちます。、ここ数年は積立金の増加が出来なかったところですが、今年度においては積み立てが出来そうな様子です。在宅介護現場の努力が顕著に表れています。

 社会福祉協議会は永遠のものとした場合、将来展望を明確にする経営方針が必要と感じました。

防災・防火訓練を

11月21日(日)☁☀:午前は辷道・根々崎自主防災会主催による防災・防火訓練に参加しました。参加は自主防災会の約半数の20人弱。

 わが自主防会長は町内での自主防の取り組みや避難所運営についての取り組みのリーダーでもあり、多いの信頼できます。今回の訓練は防災倉庫の点検と防災器具を使った取り組みに加え、窪川消防団員の指導の下、消火訓練を。集落中心部にある消火栓を使っての訓練は、消火栓へのホース連結や複数ホースの連結そして放水等の訓練に住民が参加しました。最後には消火器を使用した訓練も行われ、万一の火災への対応を実体験しました。火災時の自助活動が実感できたと思われます。


 

2年ぶり追悼式典

11日19月(金)☁:午後は窪川四万十会館での「令和3年度四万十町戦没者追悼式典」に参列しました。この追悼式典は新型コロナの影響で昨年度が行われておらず、2年ぶりの開催です。

 式典は四万十町が主催し、戦没者遺族会をはじめ、行政関係団体や各種団体代表者等の参列で開催され、自分は社会福祉協議会の代表として参列しましたが、今回も新型コロナの影響で参列団体を少なくしており、いつも案内のある窪川児童福祉協会には案内がありませんでした。

 式典は厳かに行われましたが、戦没者遺族は極少なくなり、開催趣旨が薄れているように感じます。今後は戦争なき平和を確立する社会づくりの式典として変わることが必要かと感じたところです。

 









2021年11月19日 (金)

玉ねぎよ、大きくなれ!

11月18日木)☁☀:午前は畑に玉ねぎの苗を植えました。妻が買っていた苗200本に加え、この日に買ってきた晩生100本をマルチを張った畝に植えましたが、収穫は来年の5~6月となりそうです。

 午後は社会福祉協議会事務所に出かけ、事務処理や事務局長らとの打ち合わせを。頭の痛い内容もありますが、オーソドックスに取り組むしかありません。

 この日の夕食は湯豆腐で、すり大根をしネギを刻み白菜と豆腐を湯がきポン酢でいただきました。シンプルイズベスト、美味しくいただきました。白菜は自家製で沢山あります。

ファミサポに向けて

11月17日(水)☀☁:午前は宿毛市の「NPO法人:ゆめスマイル」の役員2人が社会福祉協議会事務所に来られ相談を。内容は子ども食堂など子育て支援をしているが、ファミリーサポートセンター事業に取り組みたいので、参考となる話を聞かせてほしいとの内容でした。

 昨年7月に開所した「四万十町ファミリーサポートセンター」ですが、会員や職員の力で比較的順調に事業が進められており、参考になる話が出来たようです。

 話し合いにはファミサポセンター長とコーディネーターが加わっていただき的確なアドバイスや意見交換が。今後県西部地域でのファミサポネットワークへの前進となってほしいものです。「NPO法人:ゆめスマイル」は12月に行われる「こうちNPOフォーラム2021」で事例発表することとなっています。

 午後は玉ねぎの苗を植えるための畝つくりを。穏やかな日和で作業では汗をかくことに。気持ちの良い汗でした。

 

生活支援SP講座終了

11月15日(月)☀:この日は10月5日から始まった「生活支援サポーター養成講座」の終了する5回目の講座でした。講師は医療法人精華園海辺の杜ホスピタルの槇本保健師で、「傾聴」などの取り組みについて話をしていただきました。この講座の最後にふさわしい内容ではあったものの、参加者同士の話し合いが無く、今後についての意思疎通ができなかったことが悔やまれます。

 午前は窪川会場、午後は大正会場で開催され、40人を超える修了者で講座は成功したと思われますが、講座は住民の主体的な地域福祉活動への手段にすぎません。地域での住民主体の地域福祉活動や地域づくりに展開できるか今後の取組に社会福祉協議会の力が試されます。

 この日の昼食は、5回の講座に仁淀川町社協から参加していただいた2名の職員と意見交換をしながら。5000人弱の町での福祉の地域づくりに取り組んでいる社協職員の声は参考となります。

元気な矢井賀カフェ

11月13日(土)☀☁:午前は夏以来の「矢井賀カフェ」に車を走らせました。志和からの海岸線から見る土佐湾は穏やかで、太陽が海辺を輝かせています。

 「矢井賀カフェ」はいつもの矢井賀高齢者コミュニティセンターで行われており、多くの顔見知りが。15年ほどこのモーニングカフェを継続する地域の「矢井賀を良くする会」に頭が下がります。

給振りシステム変更が

11月11日(木)☀:朝のうちは社協地域係長と「生活支援サポーター養成講座」修了式などについて打ち合わせを行いました。10月5日に始まった講座も15日で終了することとなっており、終了以降の方向についての主な内容。私たちとの思いと少し異なった方法での開催でもあり、将来展望に若干の不安がありますが、職員が考え取り組んだことゆえ、結果に期待するしかありません。年明けには視察研修も予定するようです。

 昼前には窪川郵便局で窪川児童福祉協会職員等の給与振り込みについて打ち合わせと手続きを。この法人の給与振り込みは自分が窪川郵便局に勤務していた30年近く前に取り扱いを開始したもので、今回ゆうちょ銀行のシステム改正に伴う手続き変更です。事前の打ち合わせが行われており、スムーズな話し合いができました。万一大掛かりな変更があれば金融機関の変更をも検討しなければならない内容でした。その意味、ほっとしたところです。

2021年11月13日 (土)

滋賀県の友人と再会

11月10日(水)☀:午前は出身地である窪川の用事で帰郷していた友人と会うことになり、「道の駅:アグリ窪川」でコーヒーを飲みながら懇親を。彼が言う日本一の柿を一箱いただきました。

 夜には「こうちNPOフォーラム2021 第6回実行委員会」に出席しました。会場はいつもの高知市市民活動センターで、12月18日の本番委向けて、広報状況や当日の進行・役割分担などについて話し会いました。
 

じんじゃ食堂が再開

11月9日(火)☀☁:新型コロナの影響で暫く休止していた大正地区の子ども食堂「じんじゃ食堂」が再開となり、昼過ぎに参加しました。この場には地域の知り合いや県社協職員なども来られており、初対面ながら中土佐町上ノ加江地区の方も。9月の台風14号時に被災された状況なども聞くことができました。

 この日のメインメニューはカレーライスで、その他おでん・酢の物など地域の食材を使った食事でした。新型コロナが終息し、この活動が続くことを願います。

議員との意見交換を

11月8日(月)☁☔:午前は以前から企画していた四万十町議会民生教育常任委員会議員との意見交換会を行いました。この意見交換会には町議会議員5名と社会福祉役職員約10名が出席し、町内外の福祉課題や住民へのサービス提供などについて意見交換しましたが、議員として社会福祉協議会の活動を知るというよりも、町総合振興計画・地域福祉計画など住民自治の関する意見交換が出来れば良かったと思います。

 引き続いて社協理事会を開催し、規定改正等についての協議を行いました。

 その後は社協経営会議を。今年度前半が過ぎ、今月下旬には中間監査が行われます。事業などの進捗管理が求めらますが、きちんと対応できない状況もあり、大いに反省です。また、将来展望を描けていない組織実態なども大きな課題です。新年度に向けて問題山積です。

紅葉下、こだまカフェに

11月7日(日)☀☁:午前は大正中津川集落活動センター「こだま」が運営する「モーニングこだまカフェ」に出かけました。自宅から約40分の場所にある「こだま」には100歳を迎えられた高齢者や地域の方々も来られており、親しく話が出来ました。

 またこの場には香美市在住の元四万十町地域おこし協力隊員夫婦も来られており、彼とは以前町外の方の生活困窮について共に関わったこともあり、何か親しさを覚えます。

 この集落活動センターの事務局的存在である地区民生委員の方と意見交換を。先月末訪れた島根県邑南町の様子などを話しました。彼はIターンにもかかわらず、この地に定住し民生児童委員を務めるとともに、私たちのNPO法人高知県西部NPO支援ネットワーク監事も務めていただいています。住民自治活動の実践者でもあります。

 新型コロナの影響で昨年と今年、恒例の「米こめフェスタ」が開催できず、この2年間はドライブスルーによるコメ販売「ドレこめ」となっており、今年は5kg・1500円・車1台4袋まで購入可能のイベントは四万十緑林公園で行われ、昼前には完売の放送が。昨年は車1台1袋限定だったため、終了時刻には多くの米が残り、協力のため多数購入したことを思い出します。

 午後は8月に登録したN-BOXのオイル交換にディーラに出かけました。先月末の長距離走行によりメーターは55.000Kmを超え、そろそろ新車時のオイル交換時期となったためです。

社協会長等意見交換会

11月5日(金)☀☁:午後は「令和3年度ブロック別市町村社協会長等意見交換会」が須崎市文化会館で行われ、しまんと町社協からは副会長・管理職員を含み5名で参加しました。この意見交換会は年度初めに予定されていたものですが、新型コロナの影響で延期され今回の開催となったものです。

 今年の役員改選等で県社協・市町社協とも役員が変わっており、自己紹介から意見交換会がスタート。県社協からは多くの報告がなされたのち、意見交換がなされました。全体では、地域福祉の推進に向けた取り組みである、包括的な支援体制づくり・市町行政との連携について意見交換を。

 続いて役員グループと職員グループに分かれて、組織運営・財源確保・人材確保育成・処遇改善などについて意見交換を行いました。平成30年4月施行の社会福祉法一部改正で、地域共生社会の実現のための地域福祉の推進・包括的支援体制づくり・地域福祉計画そして重層的支援体制整備事業など、社会福祉協議会への期待は大きく、大胆な事業展開が求められています。我が社協がそれに対応できる事業展開が出来ているかと言われれが頭を抱えます。社会福祉協議会がミッションとする「住民主体の地域福祉活動」を進める中から結果を出せるようにしなければなりません。

2021年11月 8日 (月)

待望の場所に

11月1日(月)☀☁:早朝にホテルを出て近くにある松陰神社に参拝を。学問の神様が祀られているとか。掃き清められた境内を気持ちよく散策でき、長門市方面にに移動を。

 長門市を過ぎ、国道を外れて日本海側の景勝地千畳敷に。この場所は広い丘陵地で、キャンプ場でもあります。海と風車が目に入り素晴らしい光景でした。続いて近くにある元乃隅神社に。この神社は海に突き出た場所に赤い鳥居が多数並んでおり、今では外国人も訪れる観光スポットで、駐車場や売店等の運営は地元のまちづくり協議会が行っています。月曜日ですが、多くの観光客が訪れていました。

 この付近の観光立て看板には近くに楊貴妃の墓があるとか。せっかくここまで来たついでに車を走らせました。途中棚田日本百選に選ばれている棚田がありましたが、一部耕作放棄地となっており、半島の不便な場所にあるせいか楊貴妃の墓周辺は中国庭園風に整備されているものの、観光客が少ないのか売店は閉じられており、寂しい佇まいでした。

 国道191に戻り、次には景色がテレビコマーシャルなどに使われている角島大橋に。今回の旅行で何一番行きたかったのがこの場所。歌手水森かおりの歌「角島大橋」にも描かれているものです。撮影スポットからは長く伸びた橋が角島に向かっている風景には感動モノです。戸ノ嶋灯台付近を散策後近くのレストランで「イカ焼き定食」をいただきましたが、イカに加えてサザエが付いており、絶妙の味でした。

 目的達成後は九州方面に南下し、壇ノ浦PAで一息ついて北九州入りを。北九州JCTからは東九州道に入り大分方面をお目指しましたが、時間が早くせっかくだからと中津ICから耶馬渓に入り、青の同門経由で深耶馬方面から玖珠ICへ。大分道を経て別府の明礬温泉まで。ここのえびすの湯にはFacebook友達の温泉女将がいて、お土産をもって訪問。6~7年前に会ったきりで今回2回目であるものの気さくな方で温泉入浴を進められ、遠慮なく明礬温泉の湯を楽しみ、旅の汗を流させていただきました。

 結局、別府の回転寿司で夕食を摂り、別府港20:30発の宇和島運輸フェリーで八幡浜に渡り帰途につきましたが、西予宇和IC・宇和島間が夜間工事中のため山越えで三間に。国道381を利用して自宅に帰ったのは日付が変わった2時前。4日間で1.250kmほどのドライブでした。久しぶりに県外への旅行で、研修の自己啓発と観光が楽しめた旅でした。

津和野を楽しむ

10月31日(日)☀:早朝にホテルを出て、石見畳ケ浦で珍しい断層を見、9時開館の県立しまね海洋館アクアスに。施設が大きい割にはあまり見ごたえがありません。それでもここでしかいないシロイルカは圧巻でした。

 国道9号線を海を見ながら西進し、益田市からは山の中に。「道の駅シルクウエイにちはら」で軽く昼食を摂り、津和野町に。ここでは安藤周治さんに教えていただいた総務省公募事業で地域の福祉・医療の充実に取り組む「畑迫地域まちぐくり委員会」を訪ねたところ、畑迫公民館長などを務める方にお会いでき、この事業についてお話をいただきました。また、コミュニティナースの取り組みも本人がおられ話が伺えました。

 続いて訪れたのは「まちのオフィスQ+」で、ここは地域おこし協力隊員がファンドレイジングで古い旅館を改装して運営しており、彼は畑迫地域まちづくり委員会の事務も行っているとか。また、この場には地域商社まるごと津和野の商品も売られていました。

 久しぶりの津和野なので、街中を散策。また太鼓谷稲荷神社や森鴎外記念館などに立ち寄り、最後にはこの月23日から運航しているSLやまぐち号D51を撮影。何とか無事スマホに収まりました。

 「松陰から鴎外へ」と言われるつわぶき街道を萩市に。この夜の宿泊は萩ロイヤルインテリジェントホテルで、東萩駅に近い場所。夕食は館内にある居酒屋で。この日も充実でした。

実践塾2日目

10月30日(土)☀:朝ぶろの後朝食をとり、約1時間かけてこの日の会場である邑南町口羽公民館に移動しました。会場からは前日安藤さんと尋ねた口羽地区振興協議会事務所が望めます。

 2日目は活動実践している地域での研修で、最初は口羽地区振興協議会企画推進委員会(口羽てごおする会)事務局小田博之氏が「ちいさな拠点づくりの現場から」をテーマに講義を。小田氏はNPO法人ひろしまねの役員もされており、このはすみ地域の新しい運営の仕組みづくりビジョンについて話されました。合意形成の場として地域の代表などで構成している「はすみ会議」と地域経営を行う「NPO法人はすみ振興会」の連携が素晴らしい。

 続いてNPO法人江の川鐡道事務局森田一平氏が「関係人口との協働にみる地域再生の可能性~過疎地だからできる挑戦~」と題して、旧三江線を活用した関係人口の取り組みが。過疎地だからできる工夫の必要性が話されました。予土線はJR四国一の赤字線で、今春から運行が一日4便に減便され、将来展望は暗くなっています。廃線を想定したらいけませんが、少数便運行下での関係人口の増加の取り組みが必要と感じました。

 午後は会場を阿須那公民館に移し、「阿須那地区の取り組み~あすな地区応援隊 創設と動き出し~」をテーマにあすな地区応援隊会長瀧本昭平氏から、①阿須那地区の取り組みの歩み、②島根県モデル事業と地区別戦略事業と地域支えあい会議、③あすな地区応援隊の創設、④課題について講義がなされました。この中で特に感じたのは地域の現状認識・拠点づくり・将来展望が描けおり、運営の仕組みが確立されていること。我が町に当てはめればどうなるのか。

 実践塾はこの会場で記念写真を撮り解散に。充実した2日間でした。終了後は大田市に住む友人宅を訪ねました。この場所は石見銀山の近くで、改めて訪れたい場所です。彼とは20年以上前からの付き合いで、思い起こせば中四国ボランティア研究集会高知大会で初対面でした。郵便局勤務ということで親しくなり、10年余り前には障害者支援施設に入所する方を島根県への旅行にボランティアでかかわった際に再会し、今回が3回目となります。現在は無集配郵便局長をされており、郵政事業の現状や懐かしい話に。

 この夜の宿泊は大田市から西約50kmにあるグリーンリッジホテル浜田駅前。浜田駅前に近く、比較的賑やかな場所にあり、ホテル近くの居酒屋で夕食を兼ねてアルコール摂取を。この日も充実した日となりました。

 

地方創生実践塾に

10月29日(金)☀☁:早朝4時前に家を出て「地方創生実践塾in県邑南町」に向かいました。この日は高知道土佐ICから伊野ICまでが夜間工事中で早朝は通行止めとなっており、一般道を。

 豊浜SA・与島PA・福山SAに寄り、途中朝食を。尾道JCTから尾道道を北上して三次市に。この日の目的第1は、ひろしまNPOセンター安藤周治さんに会うこと。安藤さんとは20年ほど前からの知り合いで、随分前から地域活性化の取り組み実践をされている方で、今回の実践塾に参加するきっかけでもありました。

 安藤さんとは約束の時間約束の場所である「作木ふるさと活性化センター(川の駅常清)」で会い、近況やそれぞれの地域の取り組みなどを情報交換しました。三次市作木町では11の住民自治組織が「小さな役場」の機能を目指して活動をしているとか。また、3年前に廃線となった三江線の利活用などにも取り組んでいるとのこと。地域に根差した住民自治活動に驚きを。この活動などは「NPO法人ひろしまね」が中心となって取り組んでおり、自治組織への住民参画が表れています。

 続いて安藤さんに案内いただいたのは、江の川を渡り邑南町口羽地区振興協議会事務所。ここは地域の交流拠点となっており、事務所・良心市などがあり、事務局の方はNPO法人ひろしまねの役員もされているとかでしたが、不在でお会いできず。

 途中は寄り道をしながら自宅から8時間かけてこの日の会場である矢上交流センターに。マイカーを駐車させると隣に土佐町社会福祉協議会の軽車両が。

 参加した「令和3年度地方創生実践塾in島根県邑南町」は「12地区の力で描く地方創生」がメインテーマで、オンラインによる基調講演は、(一社)持続可能な地域社会総合研究所所長藤山浩氏が、「田園回帰の時代と持続可能な地域社会~邑南町の地区別戦略の取り組みと今後の進化~」についてデータや経過等について話されました。藤山さんは中山間地などの活性化等について研究されており、お話を聞くのは「集落活動センター:仁井田のりん家」開設前に四万十町内での講演以来です。

 2日間にわたる実践塾の主任講師は(一社)小さな拠点ネットワーク研究所監事白石絢也氏で、「地区別戦略会議(ちくせん)概要」について講義がなされました。この中で、邑南町の政策である地区別戦略は、①地域住民組織等が主体となって取り組むことを支援、②人口減少に歯止めをかける、③交流人口の増加を促進、の3つの柱で「地域の自治力向上」を目的としています。わが町も同様な目標を持っているにもかかわらず、取り組めないのはなぜなのか。

 続いて「邑南町ちくせん×福祉・教育」をテーマに、「見守りスーパーにこ丸くんの取り組み」と「矢上高校の魅力化事業とコンソーシアム」について報告がなされました。邑南町は現在人口が1万人余りで高齢化率が44.9%で四万十町と同等。典型的な中山間地です。この街のコミュニティ体制は12公民館区となっており、それぞれの地区別戦略事業が行われているとのことです。「小さな拠点」というキーワードを大切に地区別戦略発展事業への取り組みが話されました。大いに参考となる内容です。

 夜は宿泊場所である「いこいの村しまね」でコロナ禍ゆえ懇親無しの交流会が行われました。今回の実践塾には行政職員・地域おこし協力隊・社協職員・NPOそして地域活性化センター職員など16名の参加で、短時間ながら交流が出来ました。また、この事業担当の地域活性化センター職員の一人は高知県庁から派遣されている方で、梼原町出身とのことで親しく話が出来ました。

 交流会後には土佐町社協職員と懇親を。社協が地域づくりへの実践を強く進めていることに驚くとともに、自分たちの取り組みの弱さを反省するばかりです。久しぶりに早めの就寝でした。

 

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