98高知豪雨から20年
9月23日(日):秋の彼岸の中日は天候に恵まれた1日になりました。
午前は高知ぢばさんセンターでの「98高知豪雨から20年~地域の繋がりと災害支援のあり方を考える~」研修会に参加しました。
この研修会は高知市市民活動サポートセンターが主催して行われたもので、県都水没といわれた98高知豪雨から20年。1998年9月24日から降り始めた大雨は、時間雨量129.5mm、24時間雨量861mmを記録し、、床上浸水は約12.000世帯に及びました。
甚大な被害をもたらした98高知豪雨水害でしたが、多くのボランティアが復旧活動に参加し、「高知のボランティア元年」と呼ばれたほか、大津地区では住民主体となる助け合いの活動が生まれました。
その後、毎年のように日本各地で豪雨水害が発生し、被害をもたらしています。98豪雨から20年経った今、当時の状況とその後の地域やボランティアの歩みを振り返るとともに、今後の地域のつながりや災害支援のあり方を考える研修会でした。
研修会は98高知豪雨の概要について高橋誠さん(高知新聞社論説委員)から当時のマスコミ対応について語られ、続いて当時の高知市ボランティア連絡会会長であった山崎水紀夫さん(NPO高知市民会議理事)から、「98高知豪雨とその後の災害支援の変遷~19災害の被災地支援から学ぶ現場力~」の講演が。山崎さんは98高知豪雨水害から今年の西日本豪雨水害にかかる災害支援に関わっており、先だっての北海道南部地震の災害支援にも支援プロジェクト会議のメンバーとして活動しています。
振り返りでは、地域の立場から災害後に立ち上げた活動について橋本幸枝さん(宅老所たんぽぽ大津代表)と田處稔さん(大津地区モン政委員児童委員協議会会長・大津地区リハビリテーション応援団)から報告が。この活動は100歳体操・かみかみ体操・シャキシャキ体操等を行っており、地域の高齢者の元気維持を行っているとか。
続いてはボランティアの立場からの報告がなされました。当時高知県社会福祉協議会職員であった半田雅典さん、98年度高知青年会議所理事長の吉村文次さん、山﨑水紀夫さんから当時を振り返っての報告がなされました。
この水害時には自分が高知市に通勤しており、9月26日朝にはアマチュア無線で案内を求め、春野町から当時の100円トンネル経由で桟橋通を北上し高知中央郵便局にたどり着いたことを思い出しました。その日は被害のあった郵便局を訪問しねぎらいと見舞いをしたことが鮮明に思い出されます。
災害に備えることは重要ですが、被災時に対応できる力を養うことがより必要との結論となりました。県西南豪雨水害・窪川地区水害。四万十市北部水害そして再び起きた14年窪川地区水害を経験する中で、対応力を養うことの重要視を再認識しました。
午後には窪川に帰り、孫二人が通う窪川小学校運動会見物に。4年生・2年生の孫は元気な姿を見せてくれました。保育所に通う孫2人も元気に応援し、お爺冥利につきます。
夕食は義弟夫婦や甥姪夫婦や子どもたちと町内の焼肉屋で食事を。連休を使って来た姪家族と和やかなひとときを。ジョッキでビール2杯・柚酎ハイ2杯ですっかり酔ってしまいました。
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