大正中津川集落活動センターに
1月27日(金):午後は大正中津川にある集落活動センター「こだま」に足を運びました。
これはNPO法人環境の杜こうちが取り組んでいる「高知県における『暮らしの中の自然モノサシ市民調査』」の『「地域の持続のコツと豊かさのモノサシ」中津川にその答えを探しに行きます』に参加したもので、地域のリーダー・行政職員・中土佐町からの参加者そしてNPO関係者約10人の意見交換会でした。
この中津川地区は林業を基盤に発展した場所で、最盛期には営林署事業所があり、300人以上が居住し中津川小学校も存在していました。
営林署事業所の廃止や少子化とともに平成8年に中津川小学校が休校となり、これを機に「中津川電脳小学校」が開校、時を同じくして任意団体「やまびこ会」が自然発生的に発足し、びんびまつり・どろんこ運動会・もみじまつり・四万十街道ひなまつりなどのイベントを企画する中から、イベント中心から地域密着型の活動を模索する中、四万十川文化景観・共生モデル事業を取り入れ、集落活動センター事業への展開を図ったことなどを聞かせていただきました。
この地区の素晴らしいのは行政区の構成で、住民全員参加の仕組みを形成していることで、そのことによって幅広い受容力や情報受信発信力を持っていることです。中津川地区が小学校区で一つの組織となっていることの成果が感じられました。
現在の中津川地区は世帯数30余・人口60人余で高齢化率60%弱ですが、生活する住民が一体となって各種活動を積極的に推進することによって、次の世代もここに生活したくなる基盤づくりを形成し、持続可能な環境と共生する集落づくりを目指していることが素晴らしいと思います。
我がNPOや社会福祉協議会が目指している地域の自立実践モデル地区の大正中津川であると再認識した意見交換会でした。
集落活動センター「こだま」は昨年度設立されたものの、拠点は昨年11月に落成し、今夜が初めての体験宿泊とかで、地元の女性たちのもてなしが用意されていました。交流会の参加できなくて残念でした。
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